キナリ木工所は、何の工房なのか?

木と布のステーショナリーやバッグを中心に作る今、説明に困ることがあります。

キナリ木工所の原点は家具工房です。

2011年に個人の工房としてスタートし、数々の家具と小物を生み出してきました。

家具はいわゆる脚ものと呼ばれる、テーブル、デスク、椅子を中心としたもの。ナラ材をメインに、強度が保証できる構造と見た目の美しさの共存、無駄のない普遍的なかたちを目指して、作ってきました。

 

小物は、基本「木と布」という異素材を組み合わせ、新たな可能性を生み出すものをテーマにしています。

もとになったのは椅子張り技術。

 

木に布を美しく打ち込んで固定する、という技法をベースにしています。

縫製の技術も高めながら、新しいアイデアを取り込み、独自に進化したペンスタンドケースを始め新しいものがたくさん生まれました。

 

今では木と布のバッグも生まれ、売れ筋になってきました。

誰もやらないことを続けているうちに、素材の知識、生かし方、アイデアが、いつのまにか膨らんでいきました。

 

11年目を迎えたキナリ木工所。

これからも木工と縫製、椅子張りをベースに、新しいことにチャレンジしていきます。